エコロジー、イタリアのスーパーにて
海外のスーパーって面白いですよね。見たことない食材や素敵なパッケージデザインに出会えて、しかも現地価格。(観光地価格ではない!)日本へのお土産はいつもスーパーで探します。歯磨き粉やヘアオイルなどの生活用品、スナック菓子や缶詰・瓶詰などは喜ばれます。
今日はウサギのお肉と、野菜とガス入り水とシャンプーを買いました。
ウサギの顔はシールで隠れてます。進撃の巨人のウサギバージョンのような見た目でした。(悲)
イタリアのスーパーでの野菜売り場は、基本量り売りです。
袋に野菜を入れて、その時に野菜の番号を覚えておきます。そして量りにその番号を打ち込み、野菜を量りに乗せると、すぐにシール状の値札が出てきます。それをペタッと野菜を入れた袋に貼ります。パッキングのセルフサービス。
ところでこちらの袋、野菜売り場やレジにおいてありますが、実はすごいんです。
イタリア語はよくわかりませんが、bioplastica、compostabile、と書いてあります。
ビオプラスティカ。ビオなのにプラスティック?
そしてコンポステイブル。微生物の働きで分解させて堆肥にできちゃうってこと?
この袋、プラスティック素材ではなく、オーガニック素材でできてるんです。
手触りは、シルクのように滑らかで湿度があるような触感。でも見た目はビニール袋と変わらないので、オーガニックだと教えてもらうまで、普通のビニール袋だと思ってました。
オーガニックだから、可燃処分しても有害じゃない。生ゴミコンポストに混ぜたら土に帰る。すごい。
そしてイタリアではビニール袋を大量生産していないんですね。素晴らしいです。
野菜売り場に置いてある野菜用オーガニック袋は3セント、レジでもらうオーガニック袋は10セント。
友達が言うには、野菜用のオーガニック袋は3ヶ月前はタダだったけど、新しい法律で3セントに変わったそうです。
さらに。
イタリア人の皆さん、お買い物にはエコバックを持参するのが普通。
このエコバック、大きいししっかりしてるし、長く使い回せそうなかんじです。値段も1ユーロと安い。
オシャレなデザインなのもいいですね。
日本だとコンビニやスーパーでタダでもらうビニール袋が当たり前で、意識していてもエコバックを忘れたりしてしまいます。イタリアでは意識していようといまいと、スーパーに行けばオーガニック袋、エコバックを普通に使っている。
ヨーロッパでは地球に負担をかけない取り組みが盛んだとよく聞きます。スウェーデンでは、ゴミを輸入してまでエネルギーに変えているとか。(greens.jpより)
これについて友達に聞くと、「そう、これにめっちゃお金払ってるよ…」と。。
エコにはお金がかかる、という実感がしました。エコにお金がかからない時代はいつ来るのでしょうか。地球に還らないゴミを沢山生み出した代償は大きいですね。
イタリアのスーパーはそんなことも考えさせてくれる、とても面白い場所で、私のお気に入りスポットと言えます。パッケージデザイン、食材、新しい発見を発掘できる巣窟。まさに”Super”マーケットです。